京都のブッダガヤ大塔


京都 顕本法華宗 総本山 妙満寺の仏舎利大塔・日蓮宗寺院
昭和48年建立!50年以上前にこのクオリティーは素晴らしい。
ほぼ日本人がブッダガヤに行っていない時代に建立されたブッダガヤ大塔型納骨堂。
弘願寺もそうであるが日本各地にブッダガヤ大塔を模したお堂を見てきたがは、今のところここが一番よくできている。






裏の金剛座、お釈迦さまが正覚を開いた場所の台座は本物通りのデザインが彫られている。
前々からお参りに行きたかったがやっと行く事ができた。
弘願寺の大塔型納骨堂

日本寺開山50周年記念法要


住職が1996年から1998年の約2年駐在僧として赴任していたインド、ブッダガヤ日本寺50周年法要に参加しました。

大塔から日本寺までやく200人で練り歩きます。現在の日本寺住職(竺主)は奈良、東大寺住職様。もちろん常駐しているわけではありません

現地新聞、150名ではありません200名でした
大塔住職、お隣は元駐在僧様

50周年法要、サンガダーナという法事の御斎です。法要後食事をいただくのは日本と同じ、この地ではインドカレーが振る舞われます。


ブッダガヤ大塔、各遺跡


ブッダガヤ大塔を参拝しました。
参加者の日高村護国寺住職様 足摺の金剛福寺坊守様
ブッダガヤ大塔 ここでお釈迦様が正覚を開きました。最高聖地です。
120年前の発見当時の大塔。ムスリム侵攻により数百年荒れた状態でした。
大塔内部、奥に本堂13世紀くらいの仏像が鎮座します。
大塔裏側の菩提樹の下で正覚が開かれました。
大塔の住職様と長い付き合いになります。
紀元前の仏足石。お釈迦さま往生から500年間仏像は作ることはなく,
作ること自体が真実を歪めると思われていました。現在のイスラム教信仰に似ています。浄土真宗の仏像に対する考え方も考えを持っています。
この仏足石や菩提樹の葉が信仰の対象でした。弘願寺にもインドの同じものの複製が本堂前にあります。
大塔前のマーケット。チベット人マーケット
大塔近くにある苦行林寺院。今はヒンズー教寺院ですがこの井戸跡の中で長い間お釈迦さまは修行しました。現在も入ることができます。
竹林精舎、お釈迦様が暮らした竹林精舎前の住職友人の数珠屋さん
大塔住職様と新しくできた大塔管理事務所、住職執務室にて。参加者お皆様と。若い方は足摺の金剛福寺副住職様
竹林精舎
成道会開催のための会合
霊鷲山を
発見したのは120年前の浄土真宗大谷探検隊です。
竹林精舎
飛行機で荷物が全て行方不明になり仕方なく現地で入手できる私たち大乗仏教の袈裟はチベット式しかなく、着用してます。荷物は翌日タイから送られてきました。

お世話になったラジギール、シッダルタホテル、ラジギールの街並み


インド ブッダガヤ金剛座 昔の写真


現在ブッダガヤの金剛座は立ち入ることができません。
記憶か正しければ立ち入り規制されたのは十五年以上前かと思います。
98年の駐在僧の時代は写真のような状態で触ることも、横でお参りすることができました。
懐かしい時代です。
さてそれよりももっと前はこのような状態でした80年から90年代初期代かと思われます
日本の某新興宗教の教祖がこの金剛座の上に座り国際問題になって95年前後に囲いゲートができたと聞いています。
その後2000年過ぎに菩提樹の根を痛めるということで完全に立ち入り禁止になりました。
これはもっと前、50年くらい前なのではないでしょうか。

これは100年ほど前の発掘当時の写真
13世紀から100年前まで、ムスリムの侵攻のため破壊を逃れるため埋まっていました。
もしかしたら埋めることがムスリムとの妥協案だったかもしれません。
イギリスの探検家によって発見(当時もチベット人仏教徒の参拝はあったようです)100年前の大塔、この後ビルマの王様の寄進により大修復されました。
現在の金剛座、立ち入れません

ブッダガヤ大塔世界平和祈念法要


2016年10月2日ブッダガヤ大塔のお釈迦様が悟りをひらかれた金剛座前でブッダガヤ大塔管理委員会協力のもと高知県仏教青年会主催による世界平和祈念法要が行われた。

日本からは真言宗、西山浄土宗そして浄土真宗の有志が参加した。特に日本仏教界では高野山開山1200年や法然上人800大回遠忌、親鸞聖人750回大遠忌も重なる期間であり、それをご縁としてブッダガヤで修行を重ねるインド人上座部僧侶を招き、合同平和祈念法要を修行した。

半年前より大塔管理委員会代表に会い今回の法要開催を快諾いただき上座部代表として前日のジェティアン村法要と同じく導師と招いていたが、緊急に市長との会議が入り欠席されたのは残念であったが、お手替わり僧侶による丁寧なパーリー経典の読経を頂くことができた。

多くの参拝者が見守る中、最初このパーリー語による読経が行われ、その後日本僧による読経。高知県仏教青年会会長より世界平和祈念表白を仏前に奉告の後、般若心経、重誓偈が読経された。法要中菩提樹の葉が頭上より降り注ぎ、このうえない無上の荘厳となった。

法要前に仏教青年会の仏旗バッジを記念に配る

大塔管理委員会のよびかけにより20名のインド人僧侶に来ていただいた。

参加の日本人僧侶。

法要説明中

法要の流れが説明される

法要準備終了

パーリー法要 赤い袈裟の方がご導師。


ブッダガヤでの正信偈


浄土真宗のお勤め(お経)の定番は「正信偈」である。普通に読んで30分ちかくかかる。インドは広く聖地参拝旅行では時間が制限され、どうしても滞在時間は短く駆け足のような参拝となる。したがってインド聖地巡礼では偈文と呼ばれる「重誓偈」という5分くらいのお経を勤めることが多い。他の宗派で言えば「般若心経」的なものだ。

さてブッダガヤの大塔はお釈迦様が悟りを開かれた極めて重要な聖地であり、誰もが自分の信仰する教えのお経を読みあげたいと願う。かつて駐在していた時は浄土真宗の僧侶は私だけだったので一人でこの「正信偈」を勤め上げたことはあったが、複数でのお勤めは一度もしたことがなかった。

2016年10月有志の浄土真宗のお坊さんと共に大塔の金剛法座前のダライ・ラマ法王などが大きい法要を務められる場所で「正信偈」を勤めることができた。しかも五条袈裟という略式ではない和装法衣をまとってのお勤め。通常海外旅行では貨物重量が制限されるため基本的に通常の服や作務衣の上に輪袈裟と略衣を着ての参拝をすることが多い。

前々から一度行いたいと思っていたが、なかなかご縁に会えず今回初めてのご縁となった。滞在時間、人数、法衣を用意することなどいろんなご縁が揃わないとこういった法要は行えない。本当にありがたいご縁であった。

5名でのお勤め。大塔の菩提樹は目の前。

準備をして今からお勤め。

正信偈のお勤め中

お勤めしたお坊さん方々


インドの石仏購入


ブッダガヤやラジギールのお土産屋さんには多くの石製仏像が売られている。よくよく見るといい加減な物が大半だが非常に精巧に作られたものや大きさもいろいろで見ていて飽きない。

ブッダガヤの場合これを作っているのは近郊のガヤという町で作られる。ラジギールにも工房はあるがガヤの方が規模が大きい。工房は多くの職人を抱え発注者(土産屋)のオーダーに応じてなんでも作ってくれる。当然職人のセンスや技術には違いがあり、本当に素晴らしいデザインの仏様を作る職人がたまにいて、山のようにある仏像からそれを探し出すのが楽しい。いいものがあってもお土産屋はあまり気づいていないので基本は大きさで値段をつけてくる。言い値で買うもよし、値切るもよし。本人次第だが、もし少しでも安く買いたいなら店側に「これは非常に綺麗ですばらしい!是非ともほしい」という感想はお金を払ってから言うこと。

工房の在庫ボックス

工房の主人と歓談、20年以上の付き合い。

仏像ほかヒンドゥー神も多い。大きのは祠用

今回これを購入。チベット型仏像。非常に美しかった。


知らぬが仏・ブッダガヤのサソリ


先日、東京で日本寺元駐在僧の集まりがあり顔を出した。先輩や後輩など元駐在僧が集まりいろいろと懐かしい話の中で「サソリ」の話で盛り上がった。ところがなんと私は「サソリ」になんの警戒もせずインドで生活していたことに帰国して17年経って知らされた。

話によると先輩後輩問わずサソリは頻繁に出没し靴の中、寝具の中、あるいは書類の裏などいたるところに気を配り常に警戒すべき事項であったというのだ。当時同期のY師から「庭にサソリがいたよ」とか「近隣の村にもサソリは出ますよ」とインド人職員から聞かされたりしたが、私的には「カブトムシがいたよ」レベルで気にも留めていなかった。もしかしたらあの生活の中でサソリは実は私の周りに頻繁に出ており、ギリギリのところで知らず知らずのうちに躱せていたのかもしれない。

毒虫は全く平気ではない私はもしこの事実を知って駐在をしていたならかなり違った駐在生活になっていたはずである。知らぬが仏。くわばら、くわばら。

日本寺本堂。2016年訪問時。友人と。

 


菩提樹の葉 葉脈化加工


インドのブッダガヤに行くと菩提樹の葉脈のみに加工した物をお土産にしてたくさん売っている。

その中でも大菩提寺の後ろにある「大塔の菩提樹」の葉は仏教徒であればお土産の記念品というよりも「お守り」や「礼拝の対象」として持ち帰ることが多い。お釈迦様はこの菩提樹の下で悟りを開かれた。(2500年前のことなので何世代も交代はしているがその正当な遺伝子を受け継ぐ木)

ブッダガヤの大菩提寺に行けば、気のいいお坊さんなどがその菩提樹の葉を渡してくれることもある。さてこの葉、当然生ものだから数日するとカラカラに乾燥してしまう。そのままにしておくとパリパリに割れてしまって保管するのは非常に難しい。そこで保存方法として菩提樹の葉は葉脈が非常に強いので葉を水に入れて腐らし葉脈のみの葉に加工することができる。

現地では「ホンモノ!ボダイジュ、本物!」と数珠屋が道端でこの葉脈を押し売りしてくるがこの「大塔の菩提樹」ではなくその辺の菩提樹を大量に加工して販売している普通のお土産。「大塔の菩提樹」の葉脈葉が欲しければ、実際に大塔で入手し加工しなければけらない。

そこで実際に作ってみた。以下がその様子。

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大塔にいるお坊さんからもらうこともできる

 

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ブッダガヤ、悟りの大塔菩提樹

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乾燥した菩提樹の葉

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水につけて1週間目、洗剤を入れるとかすれば早いらしいがあえて水のみで加工。

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2ヶ月目ほど 水は週一で替える

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5ヶ月ほどで完全に葉脈のみとなる

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乾燥

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ラミネート加工

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綺麗に保存できる

 

なお、ブッダガヤでは菩提樹の青い新鮮な葉のままラミネート加工するショップもあるそうだ。


ブッダガヤの電気リキシャ


ブッダガヤの交通手段事情に最近渡印したとき変化があった。ブッダガヤの主な交通手段は数キロ範囲であれば自転車の人力車「サイクルリキシャ」を使っての移動であったが、最近は電気モーターで動く力車も加わった。タージマハールも時期的にかなり以前から数キロ手前で電気自動車に乗り換えさせられるし、シーク教本山なるアムリッツアルでも電気リキシャが走っていたので探せば多く使われているのかもしれない。

電気リキシャの採用は当然環境問題。インド各地の排ガス汚染問題は度々ニュースになる。インドらしいのは電気消費量を減らそうと夜間でも平気で無灯火で走るので少々怖い。

 

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客待ちの電気リキシャ

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ブッダガヤの電気リキシャ

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アムリッツアルの電気リキシャ

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昔ながらのサイクルリキシャ