菩提樹の葉 葉脈化加工


インドのブッダガヤに行くと菩提樹の葉脈のみに加工した物をお土産にしてたくさん売っている。

その中でも大菩提寺の後ろにある「大塔の菩提樹」の葉は仏教徒であればお土産の記念品というよりも「お守り」や「礼拝の対象」として持ち帰ることが多い。お釈迦様はこの菩提樹の下で悟りを開かれた。(2500年前のことなので何世代も交代はしているがその正当な遺伝子を受け継ぐ木)

ブッダガヤの大菩提寺に行けば、気のいいお坊さんなどがその菩提樹の葉を渡してくれることもある。さてこの葉、当然生ものだから数日するとカラカラに乾燥してしまう。そのままにしておくとパリパリに割れてしまって保管するのは非常に難しい。そこで保存方法として菩提樹の葉は葉脈が非常に強いので葉を水に入れて腐らし葉脈のみの葉に加工することができる。

現地では「ホンモノ!ボダイジュ、本物!」と数珠屋が道端でこの葉脈を押し売りしてくるがこの「大塔の菩提樹」ではなくその辺の菩提樹を大量に加工して販売している普通のお土産。「大塔の菩提樹」の葉脈葉が欲しければ、実際に大塔で入手し加工しなければけらない。

そこで実際に作ってみた。以下がその様子。

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大塔にいるお坊さんからもらうこともできる

 

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ブッダガヤ、悟りの大塔菩提樹

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乾燥した菩提樹の葉

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水につけて1週間目、洗剤を入れるとかすれば早いらしいがあえて水のみで加工。

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2ヶ月目ほど 水は週一で替える

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5ヶ月ほどで完全に葉脈のみとなる

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乾燥

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ラミネート加工

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綺麗に保存できる

 

なお、ブッダガヤでは菩提樹の青い新鮮な葉のままラミネート加工するショップもあるそうだ。


ダラムサラ ダライ・ラマ法王法話聴聞記


チベット亡命政府のあるダラムサラに訪れた時、偶然にも台湾の団体のリクエストによりダラムサラでのダライ・ラマ法王の法話会が行われていた。法王は大変忙しいスケジュールの中、世界各国を訪問しており、なかなかダラムサラでの法話の機会はいつでもというわけではない。

ダラムサラで法話が行われるとき一般の方も申請すれば誰でも法話が聞けるとの話を聞きさっそく法話会場へ。さてその取り方。会場のナムギャル寺内の受付に行って申請用紙をもらって記入しパスポートと10Rsを出すだけでいたって簡単。ただし今回はたくさんの方が並んでいたので1時間ほどかかった。並び方もインドらしく一列には並ばず我先に前に進む日本人が見ればびっくりするがインドでは当たり前のこと。少しでも前が開けば誰かに入られる。

無事パスをもらい会場に入る。すでに法話は終わっており厳しいセキュリティーチェックも特に受けず会場へ。みなさん法話後の昼食タイム中。法王には会えなかったが会場ツクラカン堂の法王玉座まで進むことができた。

翌日はダラムサラ在住の某氏のお力添えにより法話を拝聴。この時のセキュリティーは飛行場並みで携帯、パソコン、カメラなど持ち込み禁止。寺院入り口に預かってくれる場所はある。参加者は熱心にテキストを見ながら真剣に拝聴。西洋人が多いのが目立ち仏教が欧米にひろまっていることがわかる。日本人は私たちを入れて30人ほど、中にはこの法話のために主催の台灣のグループに入って参加している方もいた。求道心に頭が下がる。法話の最中インドチャイやチベットティーが振舞われるのでカップを必ず持参すること。

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入場パス QRコードにはパスポート情報が入る 料金の10RSはこのカード代

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ナムギャル寺山門

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パスを求める列

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パソコンにて発行

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法話会場、奥に玉座が

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2箇所の発行所 インドらしくキッチリ感はない

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ツクラカン堂での法話後の昼食中 いい雰囲気

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法王の玉座

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お弁当を食べる聴聞者

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法王玉座前にて

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ゆったりした会場の午後