ジェティアン堂宇の大規模修繕


高知県仏教青年会により2000年に完成したインド、ラジギール近郊のジェティアン(Jethian)村の放置仏像のための堂宇は16年を経過し、かなりの劣化が見られこのたび大規模な修繕が行われた。

2016年に6月に着手金を寄付し、10月1日の完成に向けて工事が行われた。インドも資材などの高騰が目立ち当初予算からかなりオーバーしたが工事は順調に進むように思えた。しかしインドは基本的に納期という感覚があまりなく、工事も9月に入ってやっと始める状態で工事は9月末までなん度も現地事務局員が足を運んで急かしギリギリに完成した。実際2000年の堂宇完成時には落慶法要の数日前の段階でまだ仏像は堂宇に入ってもいなかった。それでもなんとかなるのがインドである。

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壁面の塗り工事

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タイル貼り工事

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Jethian堂宇 タイル工事

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白い服のおじいさんが元村長サドゥー・サラン・シンさん。

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インドらしい階段も張り替え

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タイル貼りも終了

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ほぼ完成。あとは欄干工事


シーク教黄金寺院の施食カレー「ランガル」


シーク教徒というターバンを巻いたいかにもインド人というグループがある。人口的にはあまり多くないが結束が固く成功者も多い。この宗教の本山がインドの北のアムリッツアルという町にある。デリーから飛行機で1時間少々。この本山、黄金寺院は眩いばかりの黄金の寺院を中心に総大理石作りの回廊があり多くの人がお参りをしている。異教徒も頭をバンダナなどで隠すなどの条件があるが問題なく参拝することができる。

さてこの寺院は24時間、300人に及ぶボランティアによる無料の食事が振舞われる「ランガル」が有名で、誰でもこの食事をいただくことができる。黄金寺院の一角に体育館のように広い食堂があり、1階で食器を受け取り2階の大広間(一度に5000人が食事可能)でいただき、1階で残飯、食器を返すという流れるような無駄のないシステマチックな動線が素晴らしい。日本人には衛生面が気にかかるが実際に食べて特に問題はなかった。そのカレーの味たるや質素ながら素晴らしく辛さも特になく乳粥の甘さは絶品であった。なんとその歴史は500年以上で毎日10万人分作られるそうだ。費用は全て信者の布施によって行われる。

食堂に入るのには独特な雰囲気なので少々勇気がいるが入れば歓迎され笑顔で迎えてくれる。

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アムリッツアル 黄金寺院

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参拝する人々。頭は隠さなければならない

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「ランガル」施食 施設入り口 ここで食器をもらい2階に上がる

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ランガル 施食施設

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一階で皿、スプーン、水入れを受け取る。

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カレーはこのようなバケツでシステマチックに配られる

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カレーをもらう。お代わり自由

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チャパティーをどうぞ

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お代わりをする参拝者

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乳粥、野菜カレー、豆カレー、チャパティーと水

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一列になっていただく

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手前の大バケツが残飯入れ、その向こうが食器入れ。食器は投げて入れる!(入らない!)全て作業はボランティアがやってくれるが荒っぽいことといったら!

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食材作りのボランティア。インド、世界各地からくる総勢300人以上とのこと

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実はシーク教徒は長男(家長)がターバンを巻きそれ以外はまかない。

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大量の食器

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シーク教のシンボル ステッカーが車などによく貼られている


団体旅行のチャイ


バックパッカーや個人旅行以外でインドを旅行をされた方なら初めてレストランや休憩所でインドのミルクティー「チャイ」を飲んだ時あれ?と思われたに違いない。それは甘くない !

インドの本当のチャイは甘すぎるくらい甘い。初めて飲むと甘さでむせるほどである。甘すぎて飲めない人もいるくらいだ。だいたい南、東南アジアを中心とする飲み物は基本的に甘い。タイでもペットボトルのお茶(烏龍茶的なもの)を飲んでも甘くてびっくりした方も多いとおもう。

インドではそれを見越して団体客や外国人馴れしているレストランはあえて砂糖は入れず、それぞれのお好みでということで自分で砂糖を入れることになる。ちなみに普通のカップであればインドチャイを再現する場合、角砂糖5個以上は入れてほしい。

しかしながら本当においしい道端の屋台インドチャイとは程遠く、是非ともインドに行ったら道端の屋台のチャイを楽しんでほしい。チャイ感が変わること間違いなし。もしお腹が心配なら長い煮沸をお願いしよう。チャイワラ(チャイ売り)は喜んでグツグツ煮込んでくれる。

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オールドデリー駅前のチャイ屋

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インドの屋台みやげ


インドでの楽しみの一つに買い物がある。屋台の小物屋での買い物。売られているのは数ルピーからせいぜい200Rs(300円くらい)までのステッカーやバッジ、ずた袋、ショール。昔駄菓子屋で山のような駄菓子の中から5円とかの飴や10円のアニメ(当時はマンガといった)のカードを買うのに少し似ている。

ブッダガヤなどの屋台は置いてあるものもだいたいわかるけれども、いまでも立ち止まり、新製品はないか必ずチェックしてしまう。滅多に行けない土地や初めて行く土地に行けば屋台の前から離れるとができない。

最近はアマゾンなどネット通販でいろんなインドグッズが手に入るようになったがこういった小物商品はなかなか入手できない。

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ダラムサラのステッカー屋

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ブッダガヤの土産屋台

 

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ブッダガヤの有名老舗アンティーク小物屋

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ブッダガヤのショール屋

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ブッダガヤの衣料屋台のカバン


ブッダガヤの電気リキシャ


ブッダガヤの交通手段事情に最近渡印したとき変化があった。ブッダガヤの主な交通手段は数キロ範囲であれば自転車の人力車「サイクルリキシャ」を使っての移動であったが、最近は電気モーターで動く力車も加わった。タージマハールも時期的にかなり以前から数キロ手前で電気自動車に乗り換えさせられるし、シーク教本山なるアムリッツアルでも電気リキシャが走っていたので探せば多く使われているのかもしれない。

電気リキシャの採用は当然環境問題。インド各地の排ガス汚染問題は度々ニュースになる。インドらしいのは電気消費量を減らそうと夜間でも平気で無灯火で走るので少々怖い。

 

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客待ちの電気リキシャ

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ブッダガヤの電気リキシャ

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アムリッツアルの電気リキシャ

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昔ながらのサイクルリキシャ