Jethian Buddha Templeジャティアン堂宇の竣工式の様子2000年


2023年のブッダガヤの道中、タイ航空で一緒になったタイ人僧侶にジャティアンの寺を知っているかと質問すると非常にタイでは有名な聖地であるとの話。私たちが作ったのだという話をしたらご冗談をというように笑われてしまった。
このお寺は信じられないような世界的に有名になりました。
当初私たちは全くこうなるとは全く予想していませんでした。
Jethian  temple

jethian
Jethian Budda Temple
Jethian Budda Temple
Jethian India
Jethan budda Temple
Jethian Temple Japanese
Jethian Budda Temple
Jethian Temple
この後、国鉄がこの村に敷かれて駅ができ、世界的な聖地になりました。世界銀行も視察に訪れ、ビハール州の仏像復興は州政府が動いています。
日本では全くいまだに無名ですが、今や世界的にメジャーな聖地です。
日本は宗派仏教ですので、世界仏教の動きの同調はタイムラグあります。
Jethian Temple
Jethian

インド ジャティアン成道会法要


2023年12月5日高知県仏教青年会仏像復興計画で1999年に修復された堂宇の成道会法要が行われました。法要に際し修繕計画から約2年補修作業が行われて有志と現地にお参りしました。

インドもLED化されシャンデリアもつきました
看板も補修、追加されました
当日お参りをするとカンボジアの団体がお参りしていました。
かなり前からジャティアン堂宇はアジアでは非常に有名な場所になったとは聞いていましたが実際にお参りをされる方を見るのは初めてです。100人以上の大団体です。
カンボジアの団体です。全員正装です。観光ではなく参拝という意味です。
僧侶もカンボジアではかなりの高僧のようです。同行の僧侶に私たちがこの寺院を作ったというと、ジョークと思われ笑われてしまった!
カンボジアもかつては僧侶も大半が虐殺されましたが大復活しています
隣接する宿坊。とトイレ、シャワー室
夜間は一晩中明かりがついています
私たちの成道会法要
村の護持会メンバーと
住職と現地の世話人ビジャイさん
ジャンティアンの由来案内、英語、ヒンディー、日本語
2000年開山式記念プレート
新聞にも出ました。グーグル訳 
2社目新聞

ジャティアン堂宇2023修復


ジャティアンの仏像。13世紀の非常に珍しい座って説法をする像
復興前は放置されていた。高知県仏教青年会派遣団と。
ここはジャティアン(jethian)はラジギールから10キロほど西にある小さい村であり2500年前お釈迦様がビンビサーラ王に布教した聖地である。
聖地サールナートで仲間の僧侶に初めて説法した「初転法輪」の次に、さとりを開いた後はラジギール王国ビンビサラ王に必ず最初に説法をするという、出家の初期にした約束を果たす為、この堂宇の場所で説法をした。初めて在家信者ができた聖地である。
その後王の寄進により竹林精舎や霊鷲山での出来事は言うまでもないだろう。
かの玄奘三蔵もここで滞在し世界的仏教徒に見直されている聖地である。

2月27日ジャティアン堂宇の5年ぶりの修復のために訪れた。堂宇壁面日ひび割れなど今年10月までに全面修復をする。
ジャティアンはコロナが開けて毎日のように外国人参拝者が絶えず、タイ人、ブータン人、韓国人などが訪れる。
高知県仏教青年会と有志で復興以来23年、まさかここまで有名になるとは夢にも思わなかった。
思えば復興後、国鉄がジャティアンに新路線が引かれ、道路整備、また三蔵法師が滞在されていた場所でもあることから大乗仏教系の方にも注目され、近年ではアジア各国2、3千人規模のお釈迦様が実際に歩かれた道(ラジギール・ジャティアン間)を歩く平和行進毎年12月に行われている。
日本仏教界ではほぼ無名であるがこれから日本でも興隆していくことを切に願う。
観光化された他の聖地と違いお釈迦様がいた頃と変わらない風景が残る聖地である。

ジャティアン護持会の皆さんと
隣にあるのは、ジャティアンの国鉄が完成し、少し経った頃ムンバイのインド国鉄職員(ジャイナ教教徒)からの寄進休憩室。
長い間建設途中で止まっていたが、今回の完全完成を行う。
今回新たに高知の有志様寄進によりトイレ、シャワー室を新設
トイレ側面
休憩室工事1
休憩室工事2
計2部屋
堂宇側面修復工事中
側面工事2
電気も新たに新設したとのこと
トイレタンク、地下水を溜めて水圧で流すインド式水洗
手洗い所
コロナ問題で新鮮な水で手洗いが重要です。
溜めたバケツの水の手洗いが今でも多く見られます。
シャワー室
洋式水洗トイレ
村初の洋式トイレ
インド式トイレ1
インド式トイレ2
休憩室と管理人
堂宇看板も壊れてきました。新装します。
堂守さんの家が新しくできました。堂宇の隣。
2023年参拝記念メッセージ帳、各国の参拝者が見える。ブータンのカルマパ、リンポチェのサインも!日本人も他のページに散見される。大阪の某仏教系大学学長や京都の某日本最大級仏教教団の猊下、故有名仏教作家などさすが現地でも研鑽を積まれているなという印象。(このネット画像では日本人に関しては画像処理で消しています)
堂宇からの夕焼け。お釈迦さまはこの場所でこの夕日を背に仏法を語られた。
2500年当日と変わらぬ景色。


ジェティアン堂宇 トイレシャワー建設


2021・2・13付けの建設中のトイレ3基、シャワー、手洗い所。
中間報告がきました。今年秋までくらいに完成する予定ですが。コロナの状況次第です。
ちなみにこの村あたりにはコロナ患者はいないそうです。インドは都市部のみという報告でした。
インド人の村人は基本村から移動しません。
ジェティアン堂宇本尊
20年以上前に植えた落慶記念樹マンゴーです。今年の5月には大量に生りそうです

ジェティアン堂宇・トイレ、シャワー室建設中


2020年コロナ問題の中ジェティアン村堂宇横にトイレ、シャワー室の建設が始まりました。工事は何度も外出禁止令によりストップしていますが順調に進んでいます。そのほか小さい僧房も整備される予定との連絡を受けました。
シャワー室1、洋式トイレ2、インド式トイレ1が作られる予定です。
今年に落慶法要を行いたいのですが世界第2位のコロナ感染国インドには当分入国できません。来年2021年の秋を目指して準備中です。

2018年インド、ジェティアン・ラジギール平和行進


非常に綺麗な状態で保たれているジェティアン寺


2018年12月13日インド・ジェティアン村において恒例の「世界平和行進」が行われた。数年前から行われている行事で世界中から1000人を超える僧俗が集まる。再三出向依頼を受けていたがやっとこのと参加できた。1999年私たちがここに来た時はインドの普通の村であったがこの20年、高知県仏教青年会が仏像復興を行った結果、私達の手を離れ世界に知られる聖地となった。

当日は10時くらいからジェティアン村へ托鉢に向かう。村人から辻々で果物やお菓子を鉢に入れてくれる。かつてラオスのルアンパバーンで100人程度の托鉢を見たがここでは数百人の僧侶の托鉢。いままで見た中では最も多い数である。村の奥に進むと昼食が用意され、これは僧俗(ただし信者は外国人のみ)ともにいただける。

昼食後は式典会場に集まるが、何せ世界各国の僧侶が集まるのでそれぞれの僧侶同士の法衣から顔立ちまで変わるので、コミニケーション大会が始まる。言葉は通じなくても携帯で写真の取合い。日本人は私たちと現地の日本人僧侶数人だったので、非常に珍しくどこに行っても記念写真をせがまれた。

式典が始まると各国代表と主催者側のナーランダ大学などの代表などのスピーチ。約1時間ほど行われた。式典後はジェティアンからラジギールの竹林精舎へ約12キロの平和行進が行われる。この道はかつてお釈迦様が通られた旧道で生活道路としてはあまり使われていない。舗装もされていない昔ながらの道である。

今回は時間がないのと諸事情で歩くことは叶わなかったが現在のジェティアンがこれほどもでに復興したことを確かめて帰路についた。


第四回ジェティアン・ラジギール平和行進


2017年12月13日、高知県仏教青年会が復興し今や世界的に名が知られ始めたジェティアンで第4回のジェティアンからラジギールまでの13キロほどを歩く平和行進が行われた。世界各国から2000人以上の方が参加し、世界中の各国僧侶、信者が集まった。

参加要請は毎年受けるが12月の忙しい時期ということもあり参加はできなかったが現地の事務局が参加した。主催はアメリカの仏教興隆組織でブッダガヤやタイなどでも積極的に活動しているグループである。しかしながら上座部、大乗、分けへだてなく集まることはさすが聖地インドだと思う。

ゲート

オーガナイザー入場証

高知仏青が復興したお堂の説明写真 jethian

 

ジェティアンにあるお釈迦様がおられた洞窟

三蔵法師も滞在されたジェティアン

メインステージJethian Puja

東アジアからは韓国からもたくさんのお坊さんが見えられた。

僧俗一緒に平和行進

沢山の方が参加

インド人上座部僧侶

 


インドで托鉢


2016年10月1日高知県仏教青年会が放置されていた仏像を復興しその仏像のために堂宇(お堂)を建てたインド、ジェティアン村で、堂宇建設16周年法要の一環として初の日本人僧侶による托鉢が行われた。

ジェティアン村は小さい村で托鉢をしたメインロードも道幅は4mほどで、昔からのインドの村らしいお釈迦様の時代と変わらないような道を十数人の僧侶が一列になり歩いた。準備の段階で浄土系などは托鉢自体あまりしないため鉢の所有者が少なくタイなどでよく見る大きい托鉢鉢を入手しようとしたが、仏教徒の少ないインドでは入手できず、インド人ガイド氏の発案により、なんと同じ大きさの料理用ステンレスボールを使用した。

静々と村の中に進んでいくと所々の家の玄関先から托鉢鉢に喜捨を入れていただく。喜捨をいただいた時お坊さんからありがとうを言うことはない。頭を下げることすらしない。逆にお坊さんに布施ができてありがたいと喜捨をする方が思うのが本当の姿である。これがなかなか日本人僧侶はできずどうしても頭を下げてしまう。鉢には干しぶどうや果物やビスケットなどを入れていただく。村の道を約400Mほど歩き最終地点になる村の公民館的な会合広場でこれらをいただいた。

インドで仏教僧が托鉢をするというのは一般イメージとしてよく行われそうだが、東南アジア仏教国とちがって仏教徒のほとんどいないインドではあまり見ることができない。仏教徒のいないジェティアン村では非常に珍しい行事なのでたくさんの人が集まって見学していた。これが縁で一人でもいいから仏教に関心を持ってくれたらと切に願う。

なお日本人による托鉢はインドでは珍しい行事だったのでインド現地記者のレポートがある。詳しくはここをクリック。

托鉢の様子

食事前に般若心経のお勤め

村の会合所でいただく

実物の托鉢の鉢が入手できないため、大きさ形が似た一般家庭で使われるインド製タッパ型のステンレスボールを使用。デリーでやっと入手したもの。

托鉢で喜捨されたもの

珍しがるジェティアンの村民。村人は100%ヒンドゥー教徒。仏教徒ではない。

村の会合所。

村のメインロード


ジェティアン堂宇復興16周年法要


2016年10月1日ジェティアン村の高知県仏教青年会が放置された仏像のために作った堂宇の16周年法要が行われた。今回はブッダガヤからブッダガヤ大塔(大菩提寺)代表も来られ盛大に行われた。

10時から式典は行われ、ブッダガヤ大塔代表らによるパーリー語の読経、日本僧侶による読経、インド側日本側からのスピーチ、最後に近隣学生によるコーラスと続いた。

今回、堂宇は大幅な大改修が行われ階段から床はすべて張り替え、また手すりなど新たな部分も作られた。この16年を振り返ればジェティアンは復興事業がきっかけでインフラ面では鉄道が新たに引かれ、ブッダガヤ・ラジギール間の幹線道路として大改修された。また放置仏像復興の流れが加速しナーランダ大学などがビハール州の仏像復興を進めている。数年前より毎年12月にはアジア各国から3000人規模の僧侶、信者が集まりこの堂宇よりラジギールの竹林精舎への徒歩による平和行進が行われる大事業になった。これらの一連の流れは当初予想にもしていないことで、非常に感慨深い。

当日のインド新聞のネット配信はここ

仏像復興に関わるナーランダの現地情報はここ

 

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式典に向かう仏教青年会参加者

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ブッダガヤ大塔代表と式典の流れなどを確認

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Jehian堂宇

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ブッダガヤ大塔代表らによるパーリー読経

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日本側代表によるスピーチ

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Jethian 仏像 座っている姿の仏像は極めて珍しい パーラー時代のもの

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お供え。果物などに直接線香をさすのはインド式

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近隣の学生による音楽とコーラスの奉納

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コーラスの奉納

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ブッダガヤ大塔代表と共に

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Jethian仏像

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集まった村人たち

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日本側から記念にジェティアン村へ100本のマンゴーの木が送られた。「コウチ・ブッダ・マンゴー」村のあちこちに植えられる。

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高知県仏教青年会などの有志参加者

 

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翌日のインド新聞4紙による記事