タイ国プミポン国王弔問


昨年末タイ国プミポン国王が逝去された。日本の皇室とも縁が深くまた現在のタイ国が戦後混乱するアジアで早い時期から近代化に成功し、幾多のクーデターでも内戦状態にならなかったのは国王の存在なくして考えられない。

逝去後5ヶ月ほど経つが現在も毎日弔問者が後を絶たない。日本の天皇陛下が弔問された翌日機会があって弔問に訪れた。観光地で有名なワットプラケオ(エメラルド寺院)の宮殿に安置されている。ワットプラケオは最も有名な観光地の一つなので、タイ人弔問者と観光客は完全に分けられていて、現在は一部立ち入りできない所があるが、観光客は通常どおりエメラルド寺院は観光できるようになっている。

弔問者は一旦、火葬場建設地の横にある大型テントに集合し、ある程度集まったらワットプラケオに移動する。その間水や軽食はボランティアにより施される。エメラルド寺院の外側壁の回廊をぐるりと回りご遺体のある宮殿に進み参拝する。服装は完全に黒一色。子供や女性に白シャツをたまに見るぐらい。一時期黒の売る服が街からなくなったとの話もうなずける。この日も平日にかかわらず数時間で数千人は目視できたので全体の総数はどれくらいになるのだろうか。ちなみに2月初めで400万人以上の弔問があったとのこと。外国人弔問枠があるらしいと聞いてさがしていたが結局発見できず宮殿までしか進めず宮殿前で称名念仏。後から聞くとタイ人と同じ列に並んだらいいだけであった。再度初めから並び直したら3時間以上かかることが予想できたため断念。

街も他の寺院でも国王の遺影が置かれていたるところに記帳所があったがさすが5ヶ月になると街中は黒一色ではなく通常感がでていた。

ファラポーン駅からの会場までのシャトルバス

会場寺院近くで乗り換えする。ここから一般車は通行止め。

2階建バスなども移動に利用

会場まで進む人

集合場所入口

ここで国王のDVDなどを見ながら待つ

トイレバスも完備

最近始まった火葬場建設

ワットプラケオ回廊で待つ人々

宮殿への暑い道

宮殿にすすむ。

他の街のお寺でも王の遺影が置かれる

駅前にも記帳所