チベット亡命政府のあるダラムサラに訪れた時、偶然にも台湾の団体のリクエストによりダラムサラでのダライ・ラマ法王の法話会が行われていた。法王は大変忙しいスケジュールの中、世界各国を訪問しており、なかなかダラムサラでの法話の機会はいつでもというわけではない。
ダラムサラで法話が行われるとき一般の方も申請すれば誰でも法話が聞けるとの話を聞きさっそく法話会場へ。さてその取り方。会場のナムギャル寺内の受付に行って申請用紙をもらって記入しパスポートと10Rsを出すだけでいたって簡単。ただし今回はたくさんの方が並んでいたので1時間ほどかかった。並び方もインドらしく一列には並ばず我先に前に進む日本人が見ればびっくりするがインドでは当たり前のこと。少しでも前が開けば誰かに入られる。
無事パスをもらい会場に入る。すでに法話は終わっており厳しいセキュリティーチェックも特に受けず会場へ。みなさん法話後の昼食タイム中。法王には会えなかったが会場ツクラカン堂の法王玉座まで進むことができた。
翌日はダラムサラ在住の某氏のお力添えにより法話を拝聴。この時のセキュリティーは飛行場並みで携帯、パソコン、カメラなど持ち込み禁止。寺院入り口に預かってくれる場所はある。参加者は熱心にテキストを見ながら真剣に拝聴。西洋人が多いのが目立ち仏教が欧米にひろまっていることがわかる。日本人は私たちを入れて30人ほど、中にはこの法話のために主催の台灣のグループに入って参加している方もいた。求道心に頭が下がる。法話の最中インドチャイやチベットティーが振舞われるのでカップを必ず持参すること。