聖地でのマナー


仏教は大乗、上座部(小乗)から国や文化、信じる仏や教典によって様々なグループが存在する。つまり日本仏教では浄土真宗があったり日蓮宗があったり真言宗と違いがあるが、インドの聖地は共通する。したがってそこでのお参りのやり方はそれぞれ違いが出てくる。ナンマンダーと称えるクループがあったりオンマニペメフーン(チベット)というグループもあったり、本当にいろいろある。そこが面白いところなのだが、やっていいことと悪いことがある。かつてオウム真理教の教祖は絶対に上ってはいけない(通常発想できない)お釈迦様の悟りの場所に鎮座する仏教徒最高の石盤、金剛座に座ったことがあった。信心は大切だがマナーも大切。

数年前仏教青年会で早朝ラジギール霊鷲山に参拝にいった。念仏や法華経をお釈迦様が解いた大聖地である。このとき他の50人くらいの日本人の先客がおり自分たちの信じるお経を大声で称えていた。私たちはそれが終わるのを静かに待った。お経が終わり私たちの番。お経を始めるが先ほどお経を称えていた人たちは大爆笑や大声で写真をとったり話をしている。私たちは静かに自分たちそれぞれの想いをこめてお経を称える。私たちは笑顔で山を下りた。      マナーは大切に。

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天然石の鷲が口を開いて手前が羽のように見えるから「霊鷲山」

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霊鷲山から朝日を拝む。