タイの瓦懇志


日本の寺院に瓦懇志というものがある。本堂など葺き替えられる瓦の裏に自分の名前や願い事(浄土真宗は願い事は書かない)を書いてお布施をする行為。西本願寺でも先日の親鸞聖人750回大遠忌の大屋根修理でも大規模に行われた。現在も知恩院などで行われている。少々お高いが二百年くらいに一度しか縁がないのでプレミアムな布施行為である。

タイにも同じ瓦懇志があり各寺院で頻繁に行われいる。一枚100バーツ以下に設定されていることが多く(金額が決まっていないお寺もある)日本瓦の半分くらいの大きさの素焼きの瓦にマジックなどで自分で名前や願い事を書き込む。そのほか金属の塊に書き込んでそれは鉄筋などに使うものがあったり多様であるが布施の使用法が非常にわかりやすく金額的にも手が出しやすくいいと思う。

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瓦懇志。書き込んだら左側に置く。布施は右の賽銭箱

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建設用の金属の塊も布施できる。