ネパール カトマンズ本願寺


数年前、団体旅行でインド聖地旅行の折、ネパール国カトマンズにある浄土真宗寺院を参拝した。

浄土真宗は日本人移民国のハワイを始め北米南米以外にも外国にお寺がある。欧州とこのカトマンズなど、かつてアフリカにもお寺を作る話もあった。このカトマンズ本願寺のソナム所長はもともとはシッキム出身のチベット仏教の僧侶であるが、彼が98年にブッダガヤ滞在中に日本人のNGOグリーンライフ研究所を開所された福岡県北九州市の故向坊弘道氏に出会いお念仏の道に目覚められて浄土真宗の僧侶となり、縁あってネパールの念仏道場の所長となった。

故向坊弘道氏は事故によって全身不随となりそれがきっかけでお念仏の信仰を深められた方だが、その98年に彼が電動車椅子でブッダガヤ日本寺に来られたときお話をしたことがある。日本寺のことやブッダガヤの浄土真宗の布教の実情を聞いて行かれた。その時のブッダガヤ参拝時にソナム師との出会いがあった。

訪問時ちょうどソナム師は御家族の大変急なお見舞いでシッキムに帰られていてお会いできなかった。現在このお寺は学校が併設され、多くのネパール人が勉学を学びつつ浄土真宗も学び多くのネパール人が帰依し少しづつだが僧侶も生まれている。浄土真宗の本尊である阿弥陀仏はチベット仏教でも非常に馴染み深く、パンチェン・ラマという阿弥陀仏の化身もいる。この化身はダライ・ラマ法王(観音菩薩化身)と並ぶが最も信仰されている化身である。

 

 

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カトマンズ本願寺を正面から。右側にチベット仏教の仏塔チョルテンが見える。

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本尊阿弥陀如来

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カトマンズ本願寺の僧侶

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本堂正面にて

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参考にハワイ ホノルル別院。西洋風で中も教会のよう。ハワイ浄土真宗は100年以上の歴史がある