乗車定員20名ジープ


インドの車に乗車定員はない。いやある・・・それは乗れるだけ。

さすがに都市では屋根に乗ることはないがブッダガヤなどの田舎は屋根にまで普通に乗る。バスやジープ系の乗り合い営業自動車に限るが今でも簡単に見ることができる。

ジープは聞いた話では20人は乗れるという話。屋根だけではなくボンネットに乗っている車を見たことがある。事故が起こったらとんでもないことになることは火を見るよりも明らかだし、死亡事故の話はしょっちゅう聞いた。一番びっくりしたのは夜間ボンネットに乗った客に懐中電灯を持して、それを前方を照らしながらヘッドライトにして走るジープを見た。自動車のヘッドライトが壊れていたのだろうがあまりに無謀。極貧のビハール州では現実にある世界。ボンネット上の客が数個の懐中電灯を使い対向車にアピールするように照らし回しながら対向斜線から迫ってくるので、はじめ何が来たのだろうとびっくりしてたが、ジープに乗った人と気付いた時はもっとびっくりした。

ところでこのインドジープは4WDではない後輪駆動。ジープファンもびっくりの仕様である。オリジナルの本家米国ジープのウイリスやMBの形ではなく日本製三菱のジープ派生系の形というのがおもしろい。

この小さい車に20人も乗るなんて・・お釈迦様の聖地の多いビハール州だけでも人口は1億人を超える。それだけ人が多いのにインドの田舎は移動手段の車が少ない。バスもローカル列車も屋根に乗る。

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車内より屋根の方が人が多いような・・

 

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何人乗っているのか・・