チャイ


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素焼きのカップ

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村のチャイ屋

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お菓子も売っている。必ず上の方をいただこう。下の方は下痢確率が高い

インドといえば「チャイ」。シナモンやマサラなどを少し入れて砂糖をたくさん入れる通常のミルクティーではないインドの紅茶である。インド人はこれを作る人をチャイワーラー(紅茶屋さん)と言い、彼らのいない場所はない。そういえば映画『スラムドック⭐︎ミリオネア』の主人公をチャイワーラーとクイズの司会役のアミダブ・バッチャンがいっていたのを思い出す。ホテルなら50Rs以上、飛行場なら20Rs、鉄道なら5Rs、村なら3Rsぐらいと値段は大きく変わるが確かなのは安いほど美味しいということだ。ホテルは綺麗な陶器のカップにいれられ砂糖は自分で入れる日本と同じミルクティー式。飛行機はかっこいいネスレなどの印刷した紙コップに機械から出るインスタントのチャイ。鉄道はヤカンに入れたものをペラペラのプラスチックコップに入れる自家製チャイ。村は土で作った素焼きコップ(日本人から見るとおちょこ)に注文を受けてから作る自家製チャイ。村のチャイはコップの素焼きの独特な土の匂いとともにいただくチャイはわたし的には世界一おいしい飲みものである。小さいグラスに入れたりするバージョンもあるが衛生的に見ても、土で作った小さい素焼きカップが一番好きで、通常は飲んだらそのまま割って捨てて自然に返す究極のエコカップだがもったいなくて形のいいものは持って帰る。

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このような鍋で作りヤカンで保管する

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できたチャイをヤカンに移す

さて本当の田舎に行くと牛乳がなかったりして紅茶茶葉だけのチャイが出ることがある。使用される最安値の茶葉から作るこのチャイはミルクはないがその甘み渋みなどは絶品でびっくりすることがある。

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シッキムの州立の紅茶屋。格安。

逆の最高級の話をするとやはりダージリンかシッキムの無農薬紅茶である。日本なら末端価格50g2000円以上するんではないだろうか。ダージリンには農薬を使う農園もあるそうで見極めは大切である。シッキム茶は州が管理し基本無農薬とのこと。個人の好みもあるがダージリン茶はあっさり都会的でシッキム茶は深い田舎的なのが私の味わい。どちらもすばらしい。