ブッダガヤの数珠屋


ブッダガヤにいった人、誰もが思い出すのは数珠屋の押し売りであろう。その他いろんなインドの聖地でも同じ輩に会うが数と勢いはブッダガヤは群を抜いていると思う。観光バスを降りれば何十人の数珠屋が腕に山ほどの数珠をぶら下げて売りにくる。「コレボダイジュ、ホンモノ!ヤスイ!」少しでも関心を持てば「コレ1000ルピー!ノータカイ。ホンモノ!」とふっかけてくる。いらない、いらないとなると「500ルピー!」とか「3コデ1000ルピー」になりそれが「100ルピー!ラストプライス」とか20束くらいを「ゼンブデ1000ルピー」になる。円やドルの場合もある。最後は「イクラナラカウ!」と逆切れし買うこと前提で話しがすすむ。このような数珠屋以外にも日本語を教えてくれと近づいたり、ブッダガヤを案内するといって近づいて最後に数珠を売るというパターンがある。これで成功した数珠屋はホテルを建て実業家。ブッダガヤドリームである。

ちなみにインド菩提樹の数珠というものは存在しない(出来ない)。国内の仏具店でもインド菩提樹の数珠と売っていたりするが他の木の実を菩提樹といっているだけである。しかしながらそれらの実を「○○菩提樹」とそれぞれすでに名詞がついているのでこの流れは変えようが無い。

まあこの数珠屋もお客さんになれば親切にいろんなところに連れて行ってくれたり、通常は入れない場所やおいしい食事など便宜を図ってくれるので、望むならばつきあうのも悪くはない。まあ「お釈迦様の悟りの聖地で買った数珠」には付加価値があるのだから便宜へのチップと思って思い切り値切り倒して買ってほしい。

 

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数珠屋さん

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ブッダガヤ大塔前を歩くとワサワサ近づいてくる。