国境マーケット


タイ、カンボジア国境アヤンプラテートのロンクルア国境市場にいった。かつてカンボジア内戦のとき大量の難民が押し寄せた地である。現在は東南アジア最大のマーケットになっているが売っているのがすごい。一番目をひくのは古着の山。話によると世界中から集まる救援物資の横流しとのこと。このような店が数百はある。英語圏、欧州らしいものも多いが韓国語がプリントされた作業着や服が目立つ。中古チマチョゴリまで販売している店まである。それらを補修したものをタイの業者が買って行く。かつて数十万円のビンテージジーンズが中古衣料に含まれており二束三文で売られていた時代もあったとか。あとは新品の衣服、バッグや靴など衣料品を中心にどういうルートで入るか分からないがバンコクの半額以下。あまりにも広いので原付バイクを借りて廻るがそれでも広すぎる。5時間ほぼ休みなしで見たが廻りきれたかどうか分からない。マーケットを外れて周辺に足をのばした。舗装が完全じゃない赤土の道を進むと靴の山が見えた。バラックのような作業場が数十ありその一軒一軒に大量の中古靴が山のように積まれ、それを一足一足手作業で洗っている人がそこら中にいる。靴を石けんで洗うときの独特なにおいが立ちこめる。ここは私のような観光客が来る場所じゃない。すぐさま転進しマーケットの方に戻った。ブログ用に写真を撮ろうと思ったが撮れる雰囲気ではなかった。帰国後調べるとカンボジアから国境を超えて働いている人々であった。おそらく格安で働かされているのであろう。その他マーケットではここで書くことを憚れる状況で働いている方もいた。

マーケットでランプ屋をみつけた。私の趣味のキャンプでつかえる灯油ランタンを見つけて交渉していたら店の奥にフジツボがついた古い陶器がたくさん置かれていた。難破船から引き上げた物を売っているという。いい形の平茶碗を見つけた。思い出にこれを一つ買った。

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この先に見えるのが国境ゲート。

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国境横にあるマーケット群入り口

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中古布団店・・売ってるのかなあ捨ててるのかなあ?

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マーケットの様子。

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茶碗や壷。主人の話では200年前のもの ?

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マーケットのほんの一画