アユヤタのガイドの告白


アユタヤの観光地で木の根に仏像の頭が自然にはまっている不思議な場所は非常に有名で、ここの写真はタイのアユタヤの代名詞的存在である。

昔、アユタヤであるガイドについてもらった。タイ人は人生で一度は出家してお坊さんになる習慣があるが短期間のみで還俗する方が多い。ガイドは仏教に詳しくレアな質問にもスラスラ答えるので聞いてみると彼はやはり元僧侶で7、8年僧侶歴があった方であった。ブッダガヤでもタイ人僧侶と付き合いがあったが、その身のこなしと話の内容が間違いなく元僧侶感を出す振る舞いだった。彼にこのブッダの頭の場所に案内された時、彼はこれは奇跡でこうなったのではなく、転がっていた仏像の頭を人力で根元において、こういう形になったのだ。自然にこうなるとはないとガイドをしてくれた。普通のガイドなら多分「ブッダの不思議な力で奇跡的にこうなったのだ!」とガイドするのではないか。さすが元僧侶。仏教には奇跡はない。

先日、南タイのお寺で今から、なんちゃってアユタヤを目指すかのごとくの木がお寺の境内にあった。何ともほほえましい。

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アユタヤの仏像

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南タイのあと数年でなんちゃってアユタヤ

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これは置きすぎ