お香屋さん


以前からよくいくタイのお香屋街に顔を出して最近入ったお香を見せてもらった。タイ産を中心にマレーシア、カンボジア、インド。最近はラオスやミヤンマー産も多く見られる。主なお客は中東の人たち。もちろん仏教徒ではない。中東の方は沈香を多用しその煙を香道のように楽しみ、沈香から絞り出したオイルを香水にしたりその煙を体に染み付けたりする。

今回日本人だというと奥から日本に送るための最近出てきたというラオス産沈香木を見せてもらった。これがすごい。本当に重く沈香のオイルが場所によってはしみ出している。水に沈む木だから沈香というが確実に沈むと実感できる重さ。オイルで黒くなっているこの部分は削り出され最高級の伽羅になるのだろう。少し試しに炊いてもうとオイルがグツグツ染み出して素晴らしい匂いがした。ラオスの奥地から中国にかけてのエリアはまだまだ出てきそうである。

 

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気のいいムスリムの店員

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ラオス産沈香原木