アジアンアンティーク


バンコクにあるアジアン・アンティークビル「リバーシティー」に調べたいことがあり久しぶりに出向いた。ここはアジア各国のアンティークが集まる大型ビルで扱うものは現代アートからアジアンアンティーク。特に西洋人が好みそうなものが数十店舗沢山ある。タイアンティークがほとんどだがなにせ高い。日本のアジアンアンティーク市場から考えると安価ではあるがそれでも手が出せない高価格。やはりアンティークはこういう場所で勉強して場末で掘り出してこそ面白い。

当然ながらアンティークには仏像というジャンルがあり、信仰の対象なのに・・とお坊さんとしては考えらさせられるのだがここでも古仏がたくさん売られている。ちなみにタイの古仏は輸出禁止なので売っているのはビルマなどの近隣国のものとされている。

偶然、店の一つに日本アンティーク専門店を発見。表のショーウインドウには浄土真宗の大型仏壇用の宮殿(仏様を安置するところ)と本尊・阿弥陀仏や浄土宗の阿弥陀仏、また某新宗教の仏具などアンティークというより新しい仏壇に変えた時に遷佛法要(一般的に言う「魂抜き」)後に仏具店が処分するような市販の一般的な市販のもの。僧侶や仏具店員、プロなら「骨董」としての価値はないとわかることだが、外国人はアンティークと思うかもしれない。値段もあっというような価格であった。しかしこういったものが100年とか経つと本当のアンティークになるのが面白い。

 

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日本専門骨董店。大型仏壇から外した宮殿に浄土真宗の阿弥陀佛や浄土宗の阿弥陀佛、法華経系などさまざま。

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リバーシティービル内