印度山日本寺


私が駐在僧であったインドのお寺は印度山日本寺(いんどさんにっぽんじ)というブッダガヤの超宗派の日本寺院である。本部は東京目黒にある(財)国際仏教興隆協会という団体で1968年に認可されインドのお寺は1973年に開山した。

日本寺は寺院活動は日本仏教興隆、「隣山会」というブッダガヤの主な寺院によるブッダガヤ護持活動、(社)全日本仏教婦人連盟の「光明施療院」という西洋医学施療病院、(社)日本仏教保育協会による「菩提樹学園」という無料の日本仏教系幼稚園、そして全インド仏教学者による「国際仏教徒結集」という仏教研究発表会また日本人団体参拝者への宿泊施設も運営されていた。ブッダガヤには世界各国特にアジアの各国や宗派の寺院があり当時は30以上の寺院があった。現在は世界中の新宗教、個人寺院など増えすぎて数はわからない。

当時は朝は5時から朝勤おつとめその後座禅(メディテーション)。幼稚園も朝早くから多くの子供の世話をしている。病院は開門と同時にいつも200人以上の患者がならぶ。僧侶は近隣の寺院の法要出勤、日本人参拝者への対応が主な仕事。夕方5時におつとめ。私はその後ブッダガヤ大塔にいき参拝するのが日課であった。朝に大塔に行く駐在僧もいる。

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日本寺本堂。日本瓦を葺いた1999年頃の写真

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日本寺パンフレット。