時折出張で帰りが遅くなった時ブッダガヤ近郊で真っ暗な中、遠くに見える村の灯火を見ることがあった。基本的に安全対策で明るうちにお寺に帰るのだが渋滞やアクシデントで暗い夜道を帰ることもある。
電気がない村も当時は多かったので真っ暗な中オイルランプの灯火が遠くに見える光景は感動的であった。結構距離はあってもその小さい一つの明かりが暖かい光となって安心感を与えてくれた。煌々と明るい現代日本では考えられない。知っている村でもないし知っている人もいない村でも不思議と安心感を与えてくれた。昔話で山道で迷い、光があった時の救われたという話の感覚であろうか。闇の中だからこそ光に救われる。
南無阿弥陀仏はインドの言葉の音写だが漢字で意味としての別の称え方がある。「南無不可思議光如来」