10月19日の常例法座は「おとりこし報恩講法要」です。親鸞聖人の毎年命日に向けて行われる仏事で、聖人の遺徳を偲ぶ法要でまずは10月ごろから11月にかけて浄土真宗は各門徒が家のお仏壇でおとりこし報恩講法要を行い、次に11月から12月にかけてお寺本堂で報恩講法要を行い、最後に本山で親鸞聖人の命日1月16日に御正忌報恩講法要を3段階に分けて行います。全国的には各家庭のお仏壇で行うことが多いですが弘願寺は仁ノ西畑地区門徒が集まりお寺で行います。「おとりこし」とは親鸞聖人命日の前に取り越して行うという意味です。昨日より婦人会によりお斎が用意され浄土真宗の精進料理「いとく煮」(おぶつじ)が法要後振る舞われます。親鸞聖人の「遺徳」をしのぶということで「いとく煮」と言われます。全国にありそれぞれ特徴がありますが小豆が必ず入ります。聖人は甘いもの好きだったからというお話もあります。本日はこの法要にはたくさんのお参りがありました。講師は岡山県・山下瑞円師でした。

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おとりこし報恩講の荘厳

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たくさんのお参り

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お参りのあとのお斎

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お斎

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前日からお斎を婦人会役員さんで作りました

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「お流れ」お供えされた供物を各家庭に配ります

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今回はこのお菓子

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お斎、いとく煮、寿司、羊羹